投資の基礎

【2022年最新】中央銀行政策金利見通し 発表スケジュール

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2021年度は世界的にインフレの加速が顕著でした。

一時的なものという見解から、継続的なインフレと見方が変わってきており、アメリカでは債券購入金額の縮小テーパリングやイギリス、ニュージーランドでは利上げが開始されています。

2022年も中央銀行の政策方針から目が離せませんね。

年間のスケジュールを記載しておきますので参考にしてください。

各国中銀政策金利比較

先進国の中ではドル、カナダドル、ニュージーランドドルが高金利水準。

安心してスワップポイントが狙えますね。

新興国通貨は、メキシコペソが高水準。トレンドは上向きでスワップと差益も両方狙える状況です。

超高金利通貨だったトルコリラとメキシコペソが政策金利で逆転。

トルコリラの投資吟味はますます薄れてきました。

2022年 米国FOMC 開催スケジュール

FOMCとはFederal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。

FOMC開催スケジュール

年に8回開催され、6週間に1回の頻度となります。

開催日政策金利発表(日本時間)
1/25(火)~1/26(水)1/27(木)4:00
3/15(火)~3/16(水)3/17(木)3:00
5/3(火)~5/4(水)5/5(木)3:00
6/14(火)~6/15(水)6/16(木)3:00
7/26(火)~7/27(水)7/28(木)3:00
9/20(火)~9/21(水)9/22(木)3:00
11/1(火)~11/2(水)11/3(木)4:00
12/13(火)~12/14(水)12/15(木)4:00

FRB政策金利見通し

インフレがやや鈍化してきており、2023年前半の利上げ幅は少なくなりそう。

2023年前半は5.0%程度で、今回の一連の利上げの最高到達金利となるようです。

逆に2024年はインフレが落ち着き、利下げの見通しです。

日銀金融政策決定会合 開催スケジュール

日銀会合は6週間に1回開催されます。

最終日のお昼過ぎに政策金利の発表が行われますが、時間は決まっていません。

12時より早い時もあれば、1時過ぎになることもあって、金融政策が変更になる場合は波乱となりますね。

開催日政策金利発表(日本時間)
1/17(月)~1/18(火)1/18(火)12:00過ぎ
3/17(木)~3/18(金)3/18(金)12:00過ぎ
4/27(水)~4/28(木)4/28(木)12:00過ぎ
6/16(木)~6/17(金)6/17(金)12:00過ぎ
7/20(水)~7/21(木)7/21(金)12:00過ぎ
9/21(水)~9/22(木)9/22(木)12:00過ぎ
10/27(木)~10/28(金)10/28(金)12:00過ぎ
12/19(火)~12/20(水)12/20(水)12:00過ぎ

ECB 金融政策決定会合 開催スケジュール(日本時間)

エネルギー危機を受けてリセッションの可能性が高まっているにも関わらず、インフレとの戦いを優先し利上げ。

2022年9月のECB理事会では、過去最高となる75bpの利上げを決定。

インフレ率の中期的な目標は2%。

開催日政策金利発表(日本時間)
2/3(木)21:45
3/10(木)21:45
4/14(木)20:45
6/9(木)20:45
7/21(木)20:45
9/8(木)20:45
10/27(木)21:45
12/15(木)21:45

英国BOE政策金利発表スケジュール(日本時間)

2021年末から利上げを継続しています。

利上げは8会合連続。

しかし、2023年には景気減速見込みから一転利下げする可能性もあります。

開催日政策金利発表(日本時間)
2/3(木)21:00
3/17(木)21:00
5/5(木)20:00
6/16(木)20:00
8/4(木)20:00
9/15(木)20:00
11/3(木)21:00
12/15(木)21:00

オーストラリア中銀発表スケジュール

1月を除く第1火曜日の13:30から発表が行われます。(サマータイム中は12:30)

インフレ率の目標を2-3%になるよう調整しています。

インフレ率が目標レンジ(2─3%)上限に戻るのは2024年終盤になると予想している。

オーストラリア準備銀行は5月から利上げを開始し、7会合連続で利上げ。

6月から9月までは0.5%の利上げだったが、10月から0.25%の利上げ幅に縮小している。

中銀のロウ総裁は、今後も利上げを継続する意思を示している。

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)

NZの消費者物価指数(CPI)は、NZ中銀のインフレ目標1~3%を大幅に超えて推移しており、インフレを抑えるために利上げを継続しています。

労働市場も強く失業率は低水準3.3%(2022.4-6月)です。労働不足が賃金上昇を促し、インフレがスパイラル的に加速することも懸念しています。

2022年11月の金融政策会合では0.75%の利上げを決めており、ここにきて利上げ幅を拡大。

ロバートソンNZ副首相は、「インフレを抑制するためには、金利を引き上げ続けなければならない」と発言しており、もう少し利上げが継続するのではないかと思われる。

開催日政策金利発表(日本時間)
10/5(水)20:00
11/23(水)20:00

カナダ銀行(BOC)

インフレ抑制のため2022年は大幅な利上げを実施。

金利は2008年以来の高水準となっている。

2022年12月をもって利上げは打ち止めとなる見込み。

開催日政策金利発表(日本時間)
9/7(水)23:00
10/28(金)23:00
12/20(火)24:00

メキシコ銀行発表スケジュール

メキシコの政策金利発表は年に8回で1.5か月に1回です。

世界的な資源高によるインフレに対応するため利上げが継続しています。

メキシコペソは新興国の中でも高金利水準。

スワップ投資の代表格です。

南アフリカ中央銀行発表スケジュール

金融政策決定会合終了後に発表しますが、発表時刻は決まっていません。

日本時間の午後10時台が目安となります。

トルコ中央銀行発表スケジュール(日本時間)

エルドアン大統領の圧力もあって、高インフレであっても利上げができない状況です。

3会合連続で利下げを決めています。

2022年11月には1.5%の連続大幅利下げを実施し、利下げサイクルは停止を宣言。

利下げ圧力による通貨の切り下げ圧力は減衰するが、金利低下による投資魅力は下がってきており、反転のタイミング待ち。

2022年も引き続き第3木曜日20時からの発表となります。

英中銀と日程が重なることもあるので要注意です。

開催日政策金利発表(日本時間)
1/21(木)20:00
2/17(木)20:00
3/17(木)20:00
4/21(木)20:00
5/26(木)20:00
6/16(木)20:00
7/21(木)20:00
8/18(木)20:00
9/15(木)20:00
10/20(木)20:00
11/24(木)20:00
12/15(木)20:00

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