投資の基礎

スキャルピング

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スキャルピングという投資方法を聞いたことがあるけど、どのようなトレード方法なのかわからない方も多いのではないでしょうか。

初心者でも役立つ一般的な手法から、高度な手法まで紹介します。

そもそもスキャルピングってなに?

レバレッジをかけ大きなロットでトレードし、数pipsの利益を何回も繰り返し取りに行くFXの手法のことです。

ポジションをエントリーしてから決済までの時間が短く、数秒から数分でトレードが完了します。

スキャルピングのメリット

短時間で稼ぐことができる

ロスカットをすることで損失が抑えられる

スキャルピングのデメリット

レバレッジが高いため短期間で資金を失う可能性がある

チャートに張り付く時間が多くなり、精神的負担が大きい

スキャルピングの手法

トレンドライン

トレンドラインや移動平均線などでサポートされるポイントやレジスタンスとして機能するポイントを予測してエントリーする。

インジケーター

RSIは相場の売られすぎ、買われすぎを示すインジケーターです。

RSIが30を下回ると売られすぎ、70を超えると買われすぎと判断します。

RSIが30以下・・・買いエントリー

RSIが70以上・・・売りエントリー

RSIが30以下と低い場合には、相場は下落中です。下落途中に買うという逆張りの投資方法となります。

移動平均線

移動平均線とは、値動きの平均値を線で結んだものです。

移動平均線の上側に価格が推移している場合は買い、移動平均線の下側で推移している場合は売りでエントリーします。

移動平均線で反転を狙う逆張りや移動平均線を突き抜けたときの追っかけを狙う順張りなどもあります。

スキャルピングトレードの心構え

①緊張感

まず、1番大事なものが緊張感です。スキャルピングでは多くのロットを投入するため、「失敗できないぞ」という緊張感を持つ事が大切です。一発勝負という概念で行ない、ナンピンなどはしません。この緊張感がなければ②の判断力も③の集中力もついてきません。

②判断力

チャートを分析して「この相場状況ならトレードできる」という判断をする必要があります。当然、出来ないと判断した時は、みすみす負けにいくようなものですので、絶対にトレードしません。勝てる時には思い切ってエントリーし、無理な時には潔くスルーするという判断力が重要です。

③集中力

エントリーするまで、そしてエントリー後、損切りか利益確定のどちらかが決まるまでひたすら集中です。②の判断力と通じる部分はありますが、「少しでも自分の予想とは違う動きになったら」迷わず損切りします。

スキャルピングの勝率を上げるには

スキャルピングでは、主に勝負する時間軸は1分足か5分足で、短時間で5~10pipの値幅を獲得します。

短期トレードとはいえ、まずは長期足の確認から入ります。

日足、4時間足で相場を確認していきます。上げトレンドなのか下げトレンド傾向なのか大まかに把握します。

こちらでは、スキャルピングで利益を上げるための7つのポイントをご説明いたします。

通貨ペア

比較的、流動性がありボラティリティの高い通貨ペアを選択する事をおすすめします。代表的な通貨ペアは以下の通りです。

  1. ドル/円
  2. ユーロ/円
  3. ポンド/円
  4. ユーロ/ドル
  5. ポンド/ドル

基本的に上記の通貨ペアで取引することをおすすめします。

取引時間

ボラティリティがある時間帯を狙いましょう。ロンドン時間やニューヨーク時間が最適です。サラリーマンの方は、帰宅後の20時~24時くらいがスキャルピングに最適な時間ですので、その間で1~2時間程の時間を確保できるようにスケジュールを調整しましょう。

チャートに張り付ける時間を把握しておくこと

スキャルピングでは、エントリーから決済まで手動で行う事が前提ですので、自分がチャートに張り付ける時間を把握して確保しておきましょう。基本的にロールオーバーはしないことをおすすめします。どうしても何らかの都合でロールオーバーする場合は、OCO注文を途中から入れておきましょう。

エントリー

スキャルピングにおいては、ここが全てと言っても過言ではありません。成功するかしないかは8割方この「エントリー」で決まります。

必ず自分のポイントまで値動きを引き付けて待つ事が大切です。逆に想定していた自分のエントリーポイントまで、値動きが到達しないのであればトレードしない事を徹底して下さい。

トレードをしなければ利益にはなりませんが、確実に損失もありませんので、予想通りの方向に相場が動かない場合は勇気を持って「トレードしない」という選択をする必要があります。

利益確定

私の場合、5~10pips(場合によって引っ張っても最大15pips)で利益確定します。この利益確定の幅は明確に決めておく必要があります。

スキャルピングであれデイトレードであれスイングトレードであれ、どの取引手法でも具体的なゴールを設定しておかないと、最終的にグタグタなトレードになり効率が悪いです。最悪の場合、時間だけかかって利益はプラスマイナスゼロという事もあります。

よくある話で、自分の予想通りの方向に相場が動き利益で決済したが、その後も相場は予想通りの方向へどんどん動き続けていき、「利益確定せずにまだポジションを持ち続けていれば良かった」と後悔する人も多いです。

ただ、相場がどこまで伸びるかは誰にも分かりません。ですので、考え方としては、「自分の決めた利幅さえ取れればいい」「その後の値動きは知らない」というスタンスの方が長く続ける上で楽です。

損切り

自分の予想した値動きとは逆の値動きになったら、躊躇せずに損切りしましょう。

「過度な期待」は絶対にもってはいけません。それよりも、逆の値動きになった場合、「エントリーポイントが悪かった」という考え方に切り替えた方が上達への近道になるでしょう。

フルレバレッジで勝負する。

冒頭で説明した「緊張感」「判断力」「集中力」は1発勝負するからこそ生まれます。獲得利幅は少ないので利益を得るにはロットを上げるしかありません。「小さなロットで大きなpipsを獲得するよりも、大きなロットで小さなpipsを獲得する」方がチャンスも多く可能性が高いでしょう。

スキャルピングをする注意点

最後に、スキャルピングをする際は、必ず取引規約としてスキャルピングを禁止していないFX業者を選ぶようにしましょう。主に、以下2点の理由があります。

①約定力が高い。スキャルピングが可能なFX業者の約定力は基本的に高いので、スリップしにくく、エントリーや利益確定時に悩まされる可能性は少ないです。

②口座凍結のリスクが低い。スキャルピング禁止のFX業者で取引すると、最悪のケース口座凍結の恐れがあります。

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